公開: 2026年3月5日 更新: 2026年3月7日
「FXで利益が出たけど、確定申告ってどうやるの?」「会社員でもやらなきゃダメ?」
FXの確定申告は、やり方さえ知れば30分で終わります。しかし、知らないと数十万円の損をする可能性も。
この記事では、元メガバンク勤務でAFP(ファイナンシャルプランナー)資格を持つ筆者が、FXの確定申告を初心者にもわかりやすく徹底解説します。
FXの確定申告が必要な人・不要な人
確定申告が必要なケース
FXの利益にかかる税金は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税(税率20.315%)です。以下に該当する方は確定申告が必要です。
📌 確定申告が必要な人
- 会社員・パート:FXの年間利益が20万円を超える場合
- 自営業・フリーランス:FXの年間利益が1円以上ある場合
- 専業主婦・学生:FXの年間利益が48万円を超える場合(基礎控除額)
- 年収2,000万円超の会社員:FXの利益額に関係なく確定申告が必要
確定申告が不要なケース
会社員でFXの年間利益が20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要です。
⚠️ 住民税の申告は必要
所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は必要です。これを忘れる人が非常に多い。お住まいの市区町村の窓口で住民税の申告を行ってください。この際、「普通徴収(自分で納付)」を選べば会社にバレるリスクを回避できます。
FXの税金の仕組み【税率20.315%の内訳】
FXの利益にかかる税金は以下の通りです。
税率の内訳
所得税:15% + 復興特別所得税:0.315% + 住民税:5% = 合計20.315%
たとえば年間100万円の利益が出た場合、税金は約20万3,150円。手取りは約79万6,850円になります。
申告分離課税のメリット
FXの税金は「申告分離課税」なので、給与所得とは別計算です。FXでいくら稼いでも、給与の所得税率が上がることはありません。これは累進課税の株式投資にはない大きなメリットです。
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確定申告のやり方【5ステップ完全図解】
1
年間取引報告書をダウンロード
DMM FXなどのFX会社のマイページから「年間取引報告書」をダウンロードします。これに1年間の損益が全て記載されています。複数のFX会社を使っている場合は、全社分を取得してください。ダウンロード期間は翌年1月中旬以降。
2
国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセス
国税庁のWebサイト(https://www.keisan.nta.go.jp/)にアクセス。「確定申告書等作成コーナー」から「所得税」を選択します。マイナンバーカードがあればe-Taxでオンライン完結できます。
3
収入・所得を入力
給与所得:源泉徴収票の数字をそのまま入力。FX所得:「先物取引に係る雑所得等」の欄に、年間取引報告書の「実現損益」の金額を入力します。経費があれば「必要経費」欄に入力(後述)。
4
住民税の徴収方法で「自分で納付」を選択
申告書第二表の下部「住民税の徴収方法の選択」で、必ず「自分で納付(普通徴収)」にチェック。これを忘れるとFXの利益分の住民税が会社の給与から天引きされ、会社にバレる原因になります。
5
e-Taxで送信 or 印刷して提出
マイナンバーカード+ICカードリーダー(またはスマホ)があればe-Taxで即時送信。なければ印刷して管轄の税務署に郵送でもOKです。申告期限は翌年2月16日〜3月15日。
FXで経費にできるもの【節税テクニック】
FXの利益から差し引ける「必要経費」があります。これを知っているかどうかで、税金が数万円変わることも。
経費として認められるもの
💡 主な経費一覧
- FX関連の書籍・教材費:FXの参考書、有料のトレード教材など
- セミナー参加費:FXセミナーの受講料、交通費
- 通信費(按分):FX取引に使うインターネット回線の費用(使用割合で按分)
- PC・モニター(按分):FX取引専用であれば全額、兼用の場合は使用割合で按分
- 有料ツール・情報サービス:トレードツール、経済ニュースサービスの月額費
- 振込手数料:FX口座への入出金にかかった手数料
⚠️ 経費にできないもの
FX取引自体の損失は「経費」ではなく「損失」として扱います。また、自宅の家賃や食費をFXの経費にすることはできません。税務調査で否認される可能性があります。
損失が出た場合の確定申告【3年間繰越控除】
FXで損失が出た年こそ、確定申告をすべきです。理由は「繰越控除」があるからです。
繰越控除とは?
FXの損失は、翌年以降3年間にわたって利益と相殺(繰越控除)できます。
たとえば、2026年に50万円の損失が出て、2027年に80万円の利益が出た場合:
繰越控除なし:80万円 × 20.315% = 約16.3万円の税金
繰越控除あり:(80万円 − 50万円)× 20.315% = 約6.1万円の税金
約10万円の節税になります。
📌 繰越控除の注意点
損失の繰越控除を受けるには、損失が出た年に確定申告しておく必要があります。「利益が出てないから確定申告しなくていいや」と放置すると、翌年以降の節税チャンスを逃します。損失が出た年ほど、確定申告が重要です。
よくある質問
QFXの確定申告を忘れたらどうなりますか?
A無申告加算税(15〜20%)と延滞税(年約2.4〜8.7%)が課されます。悪質な場合は重加算税(35〜40%)の対象にもなります。利益が出たら必ず期限内に申告してください。期限を過ぎても、自主的に申告すれば無申告加算税が5%に軽減される場合があります。
Q海外FXの利益も確定申告が必要ですか?
Aはい、必要です。ただし、海外FXの利益は国内FXとは異なり「雑所得」として総合課税の対象になります。税率は所得に応じて5%〜45%(+住民税10%)の累進課税です。国内FXの申告分離課税(一律20.315%)とは計算方法が異なるので注意してください。
QFXの利益と株の損失を相殺できますか?
Aいいえ、できません。FX(先物取引に係る雑所得等)と株式投資(株式等に係る譲渡所得)は別の所得区分のため、損益通算はできません。ただし、FXとCFD、先物取引、オプション取引の間では損益通算が可能です。
Q確定申告はスマホだけでできますか?
Aはい、マイナンバーカードとスマホ(NFC対応)があれば、国税庁の確定申告書等作成コーナーからe-Taxで完結できます。年間取引報告書のデータを手元に用意しておけば、30分程度で完了します。
QFXの確定申告に税理士は必要ですか?
A一般的なFXの確定申告であれば、税理士に依頼する必要はありません。国税庁の作成コーナーに数字を入力するだけで、自動計算してくれます。ただし、年間利益が数百万円を超える場合や、複数の所得がある場合は、税理士に相談することをおすすめします。
まとめ:FXの確定申告は30分で終わる
FXの確定申告は、年間取引報告書を準備して国税庁のサイトに数字を入力するだけ。慣れれば30分で完了します。
最も重要なポイントは3つ:
①利益20万円超なら確定申告必須
②住民税は「自分で納付」を選択
③損失が出た年も申告して繰越控除を活用
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